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新入社員のつぶやき 第一弾 2015/04/09

テムジンでは昨年、3人の女性が新入社員として加わりました。

将来のディレクターとして採用された彼女たちは、この1年間、番組制作の激務を乗り切るなかでどのような思いを抱いてきたのか。3回にわけて掲載します。

第一弾は、2014年4月入社の房満満です。

 

 

 

「青臭く、不器用なやつ」

アシスタント・ディレクター 房満満

 

世の中に存在する様々な価値観を一人でも多くの人に知ってもらいたい。たとえそれが極々少数派の思いであっても、世間的に許されないものであっても。そんな思いで2014年4月、テムジンでADとして働き始めました。丸々一年が経った今、一枚のFAXのことを、ブログをご覧になった皆さんとシェアさせて頂きます。

 

初めてADとしてついた番組『捨てられた子供たちを救え!~中国~』(NHK Worldドキュメンタリーシリーズ「Asia Insight」)放送直後のことでした。番組の主人公は、中国の貧しい農村で生まれ、たった4歳で癌を患い、医療費を払い切れなくなった父親に捨てられた女の子。中国で毎日たくさんの子供が病院に捨てられている現状と、その背後にある社会保障制度などの問題を取り上げました。

番組の放送翌日、アメリカ在住の日本人女性からFAXが届きました。「番組の中のアルビノ症の子供を養子にしたい。どうしたらいいですか」と。入社して一ヶ月の私には衝撃でした。慌てて中国の養子縁組システムをリサーチしお伝えしましたが、その女性がアルビノ症の子を養子にできたかどうかは今でもわからないままです。ただ、世の中のどこかで、あの子に愛情を注いでくれる人がいた。たった数分間でも、あの子と時間を共有してくれる人がいた。そのことには嘘がない。それだけでも私は十分勇気づけられました。

 

青臭いやつだ!その通り。自分でもそう思います。

それがまた不器用さにも繋がり、挫折してしまうことがこの一年間で多々ありました。しかし、残念ながらそれは生まれつきの青臭さかもしれません。

青臭さだけ持っていても仕方がない。どれだけ熱意が溢れていても、番組にならない限り誰にも伝わらない。この先の細長い一本道では、思いを番組の形で実現させる力をとことん身につけていきたい。もがき続けます。

投稿者:admin | 投稿時間:13:28